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スペシャルインタビュー 01
Special Interview vol.1
弊社社長の加藤がSAP Business Networkについて語ります。

SAP® Business Network -リスクに揺らがないサプライチェーン-

企業を取り巻く環境変化が激しい昨今、サプライチェーンの在り方を見直す企業が増えています。今回はサプライチェーン全体をデジタル化し、サプライヤーとバイヤーのシームレスな情報連携と可視化を実現する「SAP Business Network」を紹介します。
  • ・ビジネス環境の急激な変化に対応できるサプライチェーンへの変革が必要
  • ・サプライチェーン全体のシームレスな情報連携と可視化を実現する「SAP Business Network」
  • ・サプライヤーへのスムーズな展開と運用効率化をサポートする「らくらくAriba連携ポータル」

サプライヤーとのシームレスな情報連携と可視化を実現し、
リスクに揺らがないサプライチェーンを構築する
「SAP Business Network」

急激な変化に対応できるサプライチェーンの仕組みが必要

新型コロナウィルス感染症や地政学的リスクなどの外的要因により、「供給不足」や「原料高騰」というキーワードが話題に上がることが多くなっています。
例えば新型コロナウィルス感染症の蔓延に起因し、半導体の供給が不足した結果、自動車や家電の製造に支障が出ました。また地政学的な衝突や緊張の高まりも、エネルギー資源などの高騰に繋がり日本経済に大きな影響を与えています。それは円安にも繋がり、仕入担当者は悲鳴を上げています。
そのようなあらゆるリスクに対応するため、供給網のマルチ化検討などこれまでのサプライチェーンの在り方を見直す企業が増えています。しかし、そもそもサプライチェーンに起きている変化を、サプライチェーンに関わるすべての企業が察知できる仕組みが整っていないのが現状です。まず目指すべきは、自社だけでなくサプライヤーを含めたサプライチェーン全体をデジタル化し、お互いが鮮度の高い情報を密に連携できるようにすることと、現場の状況を把握できるように可視化することです。「ブルウィップ効果」という現象で知られるように、需要計画にリスクが積み増しされた結果、本来の供給量よりも多くの過剰在庫を生産してしまう現象も解消されるでしょう。

サプライヤーとバイヤーのシームレスな情報共有を実現するSAP Business Network

ソフテスは、SAP システム(SAP ERP やSAP S/4HANA®)の情報を社内で活用するにとどまらず、もっと広く、サプライヤーを含むサプライチェーン全体とシームレスに連携し、システムを介して柔軟にコミュニケーションできる仕組みを構築することが重要だと考えています。それを実現するソリューションがSAP Business Network です。
SAP Business Network は、サプライチェーンの可視化を実現するために開発された、バイヤーとサプライヤーを結ぶ世界最大のB to B ネットワークです。
SAP Business Network とSAP システムを連携すれば、これまでと同じようにSAP システムに対するオペレーションを行うだけで、お互いの情報がSAP Business Network を介して連携されるようになります。例えばバイヤーであれば、見積・契約・発注計画・発注・出荷・検収・支払通知など、全ての調達・購買プロセスで発生する情報をSAP Business Network を介してサプライヤーに共有することが可能です。通知はメールで行われるため、従来Fax や郵送といった紙でやり取りしていた書類を電子化し、業務効率の向上にも大きく寄与します。
これまで消費者により近いバイヤーが需要の変動に関する情報をサプライヤーに共有する場合、年に1 回、半年といったスパンでしか提供されていませんでした。しかしSAP Business Network によって、SAP システムに登録される計画手配、購買依頼といった手配予定に関する情報もサプライヤーにリアルタイムで共有できるようになります。これにより消費動向の変化を察知しやすくなり、供給計画における上方・下方修正を迅速に実施できます。

基幹システムとの連携機能でサプライヤーの導入ハードルを下げるらくらくAriba連携ポータル

サプライチェーンの変革にあたって課題となるのが「サプライヤーの協力」です。いかに参加・接続のハードルが低い仕組みを提供しサプライヤーに賛同してもらうかが、SAP Business Networkの展開にあたって非常に重要になります。SAP Business Networkはサプライヤーが無料で基本機能の利用を開始できるほか、インターネットに接続できるPCやモバイル端末があればブラウザ経由ですぐさまログインでき、新しく操作を覚える必要もありません。個別のインターフェイス開発も不要であり、サプライヤーへの展開が容易といえますが、SAPシステムを利用していないサプライヤーから見ると、導入にハードルがあることも事実です。サプライヤーがSAPシステムを利用していない場合、サプライヤーが利用する基幹システムと、SAP Business Network両方に情報を登録する必要があるためです。
そこでソフテスはサプライヤーの参加を促すため、サプライヤーの運用負荷を低減するソリューション「らくらくAriba連携ポータル」を開発しました。
「らくらくAriba連携ポータル」は、サプライヤー側の基幹システムと、SAP Business Networkのデータ連携を支援するWebツールです。サプライヤーは、今までどおり自社基幹システムに情報を登録するだけで、「らくらくAriba連携ポータル」が基幹システムからデータを吸い上げ、所定のフォーマットにデータを変換し、SAP Business Networkに対してデータを自動登録できます。データの受け取りも自動です。バイヤーが登録した発注データがSAP Business Networkに届くと、これを「らくらくAriba連携ポータル」が自動で取得して、サプライヤー側の基幹システムに登録します。このツールをご利用いただくことでサプライヤー側の業務変更にかかる負荷を軽減し、SAP Business Networkへの参加を促すことが可能です。

<らくらくAriba連携ポータルイメージ図>

1994年、ヤマハ発動機株式会社の経営企画室のメンバーが自社へのSAP R/3導入を成功させました。そのメンバーがスピンアウトして創業したソフテスは、システムではなく経営・業務に焦点を当て、課題解決に尽力しています。「らくらくAriba連携ポータル」も、実際の導入と運用を考え重要と判断し開発しました。
サプライチェーンにおける課題をお抱えのお客様は、ぜひソフテスにご相談ください。いかなるシーンにおいてもユーザオリエンテッドに、最善のシステムサービスを提供します。

※こちらの記事は2022年12月時点の情報です。
※Ariba Network は SAP Business Network の一部になりました。
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