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日研フード株式会社
日研フード株式会社
  • SAP S/4HANAコンバージョン
  • AWS

日研フード株式会社
[食品製造業]

プロジェクト概要:SAP ERP 6.0からSAP S/4HANAへコンバージョン
モジュール:SAP S/4HANA(FI、CO、SD、PP、MM、QM)

  • SAP S/4HANAコンバージョン
  • AWS
  • たゆまぬ業務改善の継続のため、
  • 2020年SAP S/4HANAコンバージョンPJを実施。
  • ソフテスのサポートにより、スムーズに本稼働開始。

たゆまぬ業務改善の継続のため、2020年SAP S/4HANAコンバージョンPJを実施。ソフテスのサポートにより、スムーズに本稼働開始。

Interview日研フード株式会社 情報システム部 
マネージャー、アシスタントマネージャー

2012年6月に導入。以後、継続的に改善活動に取り組む

弊社は食品の製造・加工販売をしており、主に調味料関係を食品メーカーに卸しています。2012年に、SAP ERP6.0のFI(財務会計)、CO(管理会計)、SD(販売管理)、PP(生産管理)、MM(在庫・購買管理)、QM(品質管理)モジュールをソフテスとビッグバン導入しました。それまで各部門で管理していた情報が、SAPシステムを導入したことで集約され、情報の見える化が実現されました。さらに、弊社には業務改善提案制度があり、それが各部門に浸透しているため、その活動の一環としてSAPシステムの改善も継続して行ってきました。
2018年にはBCP対策として、オンプレミスからAWS(アマゾン ウェブ サービス)に移行しました。AWSにしたおかげでサーバの安定稼働ができ、緊急の夜間対応等がなくなり、サーバ管理が非常に楽になりました。

SAP ERP6.0の保守終了を見据え、SAP S/4HANAコンバージョンを決意

2017年頃、ソフテスの情報提供により2025年にSAP ERP6.0の保守が終了する※1ことを知りました。その頃、SAPユーザ・サミットで、システムロードマップを作成しているという話を聞き、自社でも作成しました。この時から、2023年頃にSAP S/4HANAコンバージョン(既存機能やデータをそのままSAP S/4HANAに引き継ぐ移行方法)を行うことを考えていました。しかし、様々なお話を聞くと2023年頃はベンダーの確保が難しいとのことで、着手を2020年に早めることにしました。しかし2020年2月、SAP S/4HANAコンバージョンプロジェクトを役員会議で審議しようというその前日に、SAP ERP6.0のサポートが2025年から、2027年に延長されたと聞きました。正直、プロジェクト開始を延期するという選択肢もありました。しかし、プロジェクト後に始めたい業務改善を行うことができなくなる、早くやった方が業務改善の機会を失わずにすむと考え、2020年のプロジェクト開始が決定しました。

SAP S/4HANAコンバージョンプロジェクトを開始。2021年5月、本稼働

SAP S/4HANAコンバージョンプロジェクトを開始し、まずは移行計画を立てました。作成した計画に基づき、SAP S/4HANA用の開発機を構築し動作検証とコンバージョン手順を確立、2回のリハーサルと、総合テストを行った上で、2021年5月のゴールデンウィークに本番移行をしました。SAP S/4HANA用開発機の用意、アドオンプログラムの修正、代替機能の調査等、基本はソフテスにお任せし、弊社で確認すべきところはソフテスが提示してくれました。

弊社では各部門のパワーユーザ※21~2名が動作検証とマニュアル作成を行いました。BPマスタやトランザクションコード等、SAP ERP6.0から変更になった部分がもちろんあるので、検証している部門にしっかりとマニュアルを作ってもらいました。変更になった部分は、やはり慣れておらずやりにくかったと聞いていますし、SAP ERP6.0までは必須ではなかった入力項目が必須になっていて戸惑う場面もありました。その際は、ソフテスに質問し登録方法やより簡単な操作手順を教えてもらい業務プロセスを確立する、そのようなやり取りを何度かしました。

弊社情報システム部は3名で対応しましたが、ソフテスがプロジェクト全体をサポートしてくれたため、負荷と感じるようなことはありませんでした。
過去の別プロジェクトにおいて、本稼働直前に印刷した帳票が小さくなったり逆転したりとレイアウトが崩れてしまい苦労した経験があり、今回も帳票に問題が起きるのではないかと懸念しておりました。しかし、ソフテスが前もって重点的にテスト支援をしてくれ、課題を解決できたため、稼働後も全く問題が起きることなく安心しました。またアドオンプログラムの修正についても、ソフテスが事前に確認してくれたため特に意識することもなく、問題もありませんでした。前よりもアドオンプログラムの処理速度が速くなり良かったです。ただ、思っていたよりも他システムとのデータ連携の部分の修正が必要で、システムを作りこんでいればいる程、SAP S/4HANAへの移行は大変だと感じました。また多数のテストを行うことになった本プロジェクトでは、テスト環境を容易に調達できるAWSを利用していて良かったと感じています。データベース容量やスペックの心配をすることなく、安心してプロジェクトを進めることができました。

本稼働前日はソフテスから2名来社いただき、直前まで問題ないか確認いただきました。その中で課題も見つかりましたが、ソフテスが連携して対応してくれ、その日のうちに解決できました。本稼働の初日も、多少のトラブルは起きましたが、復旧作業を迅速に対応してくれたおかげで大きな混乱はありませんでした。業務を停止することなく、スムーズに本稼働をスタートできて良かったと思います。

今後の展開

SAP S/4HANAの導入目的の一つであった「SAP Fiori」の導入に取り組みたいと考えており、ソフテスの提案に期待しています。いずれはAI、RPA、IoT等のデジタル技術とも連携して、SAP S/4HANAをより良く、スマートなシステムにしていきたいです。
  • ※1 その後、SAP社は2020年2月4日にSAP Business Suite 7のメインストリームサポートを2027年末まで提供すると発表しました
  • ※2  一連の業務プロセスを理解している方
お客様情報
日研フード株式会社
畜肉・海産物・農産物を抽出加工した天然調味料や、茶葉を抽出した業務用の粉末インスタント茶、健康志向食品の製造・販売・研究・開発を行う日研フード株式会社。幅広い需要に対応できる「総合力」を活かし、国内そして海外へ活躍の幅を広げている。
設立 1964年3月
資本金 495百万円
従業員数 272名(2021年4月時点)
売上高 15,198百万円(2021年3月)
所在地 静岡県袋井市
ここに含まれる情報は2021年10月当時のものであり、
予告なしに変更される場合があります。
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