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ソフテスコラム

第92回「新卒アドバンテージ」

 

今年の夏は例年にも増して厳しい暑さが続きました。それに加えて8月は台風ラッシュで東北地方や北海道に大きな被害をもたらしました。被害にあわれた方々の早い復旧をお祈りするばかりです。激しい夏もあっという間に過ぎ、9月に入って昼間はともかく、朝夕は涼しくなりました。これから秋に入って一年で最も過ごしやすい季節になります。来春卒業生の就活もそろそろ終盤です。まだまだこれからという方は、慎重に就職先を見つけてください。

 

 

新卒者だけに与えられた“新卒アドバンテージ”すなわち、“未経験でも正社員として採用”をフルに活用して下さい。この機会を逃すと“未経験でも正社員採用”は非常に難しくなり非正規社員の道が待っています。人生の先行きを考えると“新卒アドバンテージ”は一生に一度与えれる大変貴重なものです。就職先、職種を誤ると新卒アドバンテージの成果も空しく早々に転職をするはめになります。そうした転職は、未経験者の途中採用、いうなれば“新卒ディスアドバンテージ”に苦しむことになってしまいます。わが社は新卒の方も採用していますが、中途の方も多く採用しています。中途採用を長年行ってきた経験で感じた新卒アドバンテージを生かせないパターンの一部を紹介しましょう。何かの参考になれば幸いです。

 

一番多く見受けられるのが、社名から期待される仕事と実際に与えられる仕事とのギャップが大きな企業に入社してしまうケースです。すなわち有名企業ということで高度な業務スキルの習得ができ、将来は立派なビジネスマン、ビジネスウーマンになれ、豊かな生活が待っていると期待して入社したが、仕事が始まってびっくり、与えられた仕事は、何の経験もないのにサービスや商品の売込みのテレホンコールや外勤の営業回りのみ。はたまた、朝から晩まで荷物整理に明け暮れる毎日、異動があって喜んだらやっぱり同じような荷物整理。あるいは伝票めくりだけの仕事、品質データのパソコンへの入力作業、プログラムのテストテストに明け暮れる毎日でプログラムの設計、開発とは縁のない日々などなどいろいろありますね。採用した側は、社員が比較的短い期間で退職することは承知のうえだから性質が悪いです。二番目が無くて三番目は、世間で騒がれて有名になったブラック企業です。長時間残業、時間外手当なし、産休育休も満足に取れない、給与、手当その他の処遇条件は募集要項と大違い。事前にこうした就労実態を把握することは容易ではありませんが、怪しいと感じたら入社するまでその実態把握に努力すべきでしょうね。まだまだいろいろなタイプの会社がありますが、他の例はまたの機会に…。

 

とはいうもののどんな仕事でも同じことを繰り返すのが仕事です。見方によっては単調なものです。自分の能力を生かし工夫して創造する仕事、日々変化をする仕事をしたいと思うかもしれませんが、同じ作業を繰り返し行うのが仕事です。ただし、1日、2日で習得できる仕事を30年続けるのか、あるいは習得に5年かかる仕事を続けるのか、どちらが30年続ける価値を感じられるでしょうか?習得に1年かかる仕事をしたいのか5年かかる仕事をしたいのか、よくよく考え仕事を選択する必要があります。

 

わたしの仕事は習得までに何年かかるのでしょうか?未だに習得できていません。飽食の秋、明日は七輪で秋刀魚を焼いて、舌鼓を打ちながら考えてみようかな。

 

 

2016年9月16日 株式会社ソフテス 取締役会長 鈴木 忠雄

 

 

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