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ソフテスコラム

第80回「ビジネス書」

本イメージしとしと降る梅雨の雨に、紫陽花が庭の片隅で静かに濡れています。紫陽花をはじめとして薔薇や椿などたくさんの色鮮やかな花が咲き乱れています。生命力に満ち溢れる夏の盛りです。こうした季節の休日は、雨だれの音をBGMに窓辺でゆっくり書物に親しむのもよろしいかと思います。

 
昨今読み物と言えば、日経新聞とかビジネス書など仕事がらみのものが中心で、色気も何もあったものじゃないです。こうしたジャンルのものばかりを読んでいると経済音痴の小生でも世の中のお金の動き、企業の動きが良く見えてきます。2011年7月の地デジ化が始まって家電業界は不況に陥ってしまいました。そのタイミングをスタートの号俸として各社一斉に経営改革、構造改革に取り組みましたが、業績を回復させた企業、回復が思わしくない企業、会社の存続さえ危うい企業などと成果は社によって天と地ほどの差が生じました。日立製作所、パナソニックは最短で業績を回復させ、今では従来以上の業績をあげております。対照的なのがシャープの不甲斐なさです。的確な戦略を組み立て得た者は瞬く間に不況から脱し、そうでない者は悲惨な状態に陥ってしまっております。経営者の力の差なのでしょうか。

 
ビジネス書にはこうした経営情報やその理解を促す情報が満ち溢れています。セブンイレブンの勢いが良くて、サークルKが鳴かず飛ばずなのはどうしてか?ビジネス書から得た情報を持って店舗の現場を見ることでその差が歴然と分かります。経営改革において肝心なことは、三年先、五年先にどんな会社に、どんな事業構造を実現するのかその実像を描くことです。その実像が実現可能なものか、実現した場合に確実に所定の収益が上がるのか厳しく検証したうえで、その実現に向けて進むことが成功への道です。目指す実像は自社しかできない、勝てる自信がある姿でなければなりません。そうした実像は一朝一夕に描くことはできません。考えに考えて初めて閃くものです。それが描けなければ未来は約束されません。

 
この時節になるとトマトの実が赤らみ、食べごろを迎えます。そうしたタイミングを見計らって日頃はめったに見ないカラスが飛来しトマトの様子を執拗に観察しに来ます。昨日食べごろを迎えた赤いトマトはあっという間もなくカラスに先を越されました。何事もしつこさとスピードですね。次のトマトは負けずにGetしなければ!

 

2015年7月15日 株式会社ソフテス 取締役会長 鈴木 忠雄

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