6月下旬からの猛暑もどこへやら、過ごしやすい日が続いております。あの猛暑のお陰でクールビズも定着し、節電にも一役買ったようです。震災の衝撃も冷めやらない中、台風12号が上陸し大変な被害をもたらしました。被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。いかに防ごうとしても防ぎきれないのが自然災害かもしれませんが、こんなことが二度三度と起こらないことを切に願うものです。
今、日本はいくつかの大変な難題に直面しています。震災の復興、原子力発電所の事故処理、原発に代わる発電システムの実用化、異常な円高、円高と電力不足に端を発した産業の空洞化などなど。難題に直面したとき、その難題が厳しいものであればあるほど、人はその苦難を前に大きな絶望感を感じ、精神的に打ちひしがれます。苦難に立ち向かおうとする精神力まで奪われてしまいます。この絶望的ともいえる難題にも解決策は存在します。これが難しければ難しいほど解決したときの成果は圧倒的に大きなものになります。
そうした難題をいくつもクリア―してきたのが、日本の力であり、日本の産業界です。近いところでは、米国の1970年大気浄化法改正法(マスキー法)のクリアです。このときの課題は、従来の自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物などの物質の濃度を従来の10分の1にするというものです。当時のアメリカのロサンゼルスの市中の空気を排気ガス対策をした車が走ると吸い込んだ空気より奇麗な排気にするとまでいわれた基準でした。日本の自動車メーカは、絶望的な課題に執拗に取組み、こうした基準をクリアしていきました。こうしたことが日本の自動車産業を世界に躍進させるきっかけになりました。
こうした厳しい仕事は、別の面でみれば非常にチャレンジャブルで、挑戦意欲が掻き立てられます。ひとつひとつの課題に目途が立ってきたとき、解決策が見えてきたときわくわくした気持ちが湧いてくるのは他に代えがたいものがあります。そのために頑張っているようなものです。
仕事をする際、他からの評価を求める人も多いですが、こうした困難を打破していくような仕事は、成果が得られるか得られないかはっきりしません。そうしたことに挑戦することは正に自分自身の課題として捉え、その評価は自身で行うしかありません。他から評価をされること自体不適切であり余計なお世話と言いたくなるものです。是非とも挑戦は自身の課題として取り組んでいただきたいものです。しかしながら、自身に余程の気力がないとこれは続きません。こうしたとき、そんな気力を維持させ、勇気づけてくれる何か、そんなものの存在は事を継続させるには大変ありがたいものとなってきます。
今年も早や残り4カ月を切りました。
そろそろ2011年の成果の取りまとめに取り組んでいきましょう。
株式会社ソフテス 代表取締役社長 鈴木忠雄










